#ss is an active hashtag on Bluesky. In the last 30 days, 76 people shared 169 posts with it — around 6 a day. Activity is up 109% versus the previous week, peaking on Aug 6 with 22 posts.
Tags most often used together with #ss.
久々に彼に会うと、髪が伸びていた。 声を掛けると、振り向いた彼が笑顔で駆け寄ってきた。 重そうに抱えた荷物に、思わず手が出る。 「持つよ」 遠慮気味に、差し出してきた荷物を受け取る。 なかなかの重量だ。 「ありがとう」 冷えた空気で染まった頬と、覗いた八重歯に目を細めた。 どこかお店に入ろうと、歩き出す。 少し遅れてついてくる彼の歩幅に、速度を合わせる。 ちらちらとこちらを見上げてくる彼の口が開くのを待った。 #裏口短文 #ss
※別視点2 馬車に揺られて七日経った。 そろそろ目的の場所は近い。 向かいに座る彼は、もう何冊目かわからない本を読んでいる。 酔わないのだろうか? 車輪の音に混じり、紙をめくる音が鼓膜をくすぐる。 この音を数日聴いていた。 心地の良い音に、眠気を誘われるのを必死に堪えた。 地面を走る車輪の音だけになった。 どうやら本を読み終わったらしい。 彼は本を閉じると顔を上げ、目が合った。 眼鏡の向こうの茶色の目が少しだけ滲んでいた。 泣けるような内容の本だったのだろうか。 目を逸らした彼の耳は、数日前に見たときよりも赤く染まっていた。 鼻をすする音だけが、狭い馬車の中に小さく響いた。 #裏口短文 #ss
※別視点 馬車に揺られて三日。 さすがにこの空気にも慣れてきた。 向かいに座る彼は相変わらず顔を顰めていたが、長旅の疲労で瞼が半分ほど下がっていた。 しばらくすると、車輪の音とわずかに聞こえる寝息だけとなった。 狭い空間とはいえ、まだ若干肌寒い。 上着を脱ぎ掛けてやれば、わずかに目を開けすぐに逸らされた。 「……どうも」 上着を首元に引き寄せ、本格的に寝ようとする彼の耳は、少しだけ赤く染まって見えた。 #裏口短文 #ss
馬車に揺られる。 男二人で乗るには少し小さい馬車だ。 脚も組めない程度の狭さに、膝が触れそうになるのを避け、少しだけ横にずれた。 ガタンと大きく揺れると、腰を強かに打ち付けた。 思わず息が漏れる。 向かいに座る彼は眉一つ動かさない。 はぁ、と一つため息を吐く。 頬杖を突き、窓へ顔を向け、流れる景色をひたすら眺め続けた。 #裏口短文 #ss
Posts are pulled live from Bluesky and cached briefly. Posts with content labels are hidden.