稲村坦元という郷土史家が『埼玉県史』(昭11)、『埼玉史談』(昭11)に写真付きで述べている箇所が今の風説の元になっているぽい。やっとそれを読むことができた。国会図書館様様である。
隠れキリシタンの墓石として『埼玉県史』掲載された写真(1枚目)には本体側面に卒塔婆が彫られているのがはっきり見える。
2枚目、3枚目は群馬中之条の清見寺でお参りした狩野一族の墓石。卒塔婆に沿って赤いラインを付け足した。この卒塔婆は正面からぐるりと49本あり仏教の兜率天を模したものと推察される。
こうなるとねぇやっぱねぇ隠れキリシタンとは全く関係ないんでないかと思う。
#四十九院塔 #ラントウ